やる気スイッチなどという言葉がありますが(そんなものないという話もありますが)、
何かやろうと思っても、頑張ろうと思っても、
何となく体がついてこないとか、何かやる気が出ないということはないでしょうか。
自分の周りにいる人はどんな人か
なかなかやる気がでないという時は、自分の周りにいる人のタイプを思い出してみましょう。
やる気を奪うタイプの人達に囲まれていないか
私が一時期やる気を落としかけたときは、同じ部署の同期が向上心のないタイプの人達だと改めて認識したときです。
バリバリ働きたい!という人でも疲れますが、常に仕事したくない、めんどくさいという雰囲気や言葉を発する人が側にいると、少なからず影響を受けます。
また、ドリームキラーと呼ばれる否定的な人がいる場合にも、自分のやる気やモチベーションを著しく下げられてしまいます。
環境に変化をつけてみよう
やる気のなさを伝染させたり、マウントを取ったり、人を否定するタイプの人が側にいる場合、
「環境」に変化をつけてみましょう。(*精神的にすでに追い詰められていたら、一刻も早く逃げてください。)
急に会社を辞めるわけにもいかないと思うので、そういった人達とは少し距離を置きます。
まずは今の環境を壊す
相手を変えることはできないと考えた方がいいので、接する時間を減らします。
雑談などでも丁寧に相手をせずに、会話はなるべく最短で済ませるとか、
それ以外の人と積極的にコミュニケーションを取ってみることをお勧めします。
例えば隣の課の人と話してみるとか、ランチに行ってみるとか。
社内で違うプロジェクトに自分から関わってみるとか、いっそ部署移動をお願いするとか。
会社内でも小さなアクションを起こすことはできると思います。
ずっと気力を奪う人と一緒にいる環境を、まずは壊しましょう。
視野を広げてコミュニケーションを取る
環境を壊して、コミュニケーションを取る人達が変わってくると、
やる気のある人や話しをしていて面白いと思える人が、一人や二人は出てくるはずです。
そういった人達との交流の時間を少しずつ増やしていきます。
面白い思考の人、新しいことに取り組んでいる人と話すことは、
とても刺激になりますし、否定的でない人と接することによって、自己肯定感も上がります。
外にも目を向けてみる
コミュニティを広げるという意味で、社外に自分の場所をどんどん見つけていくのもお勧めです。
社会人になると、なかなか新しい友達というのはできづらいものですが、
行きつけのカフェやBarなどを作ってみてもいいし、地域の人と関わってみてもいいかもしれません。
自分の行動範囲を広げて、他者とコミュニケーションを取る場を増やすことが大切です。
今は特に、オンラインで繋がることが簡単にできるようになったので、
同じ趣味の人や同じコンテンツを好む人達と繋がることは容易にできます。
オンラインサロンのようなクローズドのコミュニティは、開設している人の考えや行動に共感した人が集まっているので、
同じ考え方の人や尊敬できる人と出会える確率は高くなると思います(*搾取系のものに引っかからないように気を付けて下さい)
刺激を「自分を動かすエネルギー」として捉える
そういったやる気のある人や活動的な人に出会うと、沢山の気づきや刺激をもらえると思います。
しかし同時に、自分より活動的な人や自分よりできる(ように見える)人を見ていると、
逆に自分の至らなさに目が行ってしまうかもしれません(私もそうです)
せっかく自分で広げた世界で、さらにマイナスに陥っては意味がありません。
こうしたプラス(陽)のエネルギーを持っている人たちに関われたのならば、
自分にエネルギーをくれる人と思って、接していきましょう。
イメージは徒競走の伴奏者
高校の時のスポーツテストの50m走で実際にあった話なのですが、
一緒に走る人が自分より遅い場合にはタイムが遅くなり、速い場合にはその人に追い付こうとして自然にタイムが上がりました。
(バスケ部なのに1回目のタイムが遅すぎて恥ずかしくなり、同じ部の足の速い子に一緒に走ってもらいました)
頑張ろうと無理して行動するのではなく、やる気がある人・モチベーションの高い人・いつも明るい人達が周りにいることで、
自分のやる気のスイッチが勝手に入るようなイメージです。
自分で頑張らなくても動き出せる場所を見つけていこう
職場だけという狭いコミュニティ内で活動が完結されてしまうと、どうしても思考が偏ってきます。
全て深く繋がる必要はなく、緩い繋がりのものも作りながら、所属するコミュニティを外にも増やし、
あの人があれをやったなら私はこれをやってみよう!というように、
自分の気持ちを自然にいいポジションに持って行ける環境を持っておく、ということは意外と大事です。
毎回自分の気力を振り絞って物事に取り組むのは大変なことなので、
やる気スイッチは、他人に押してもらいましょう。