季節の変わり目に、箪笥の服を入れ替える人は多いと思います。
(最近は物を必要以上に持たないという考え方も広がっているので、衣替え自体を必要としない人も増えているかもしれませんが。)
私は先日、冬の大物類を整理したタイミングで、溢れかえった本棚を見直してみまして、その時に、ちょっとした気づきがあったので、今日はそれを書いてみたいと思います。
家の中に本が散乱
本が好きなので、一人暮らしの部屋は狭くても、「本棚がある部屋」で暮らしたいと思った時期がありました。
すぐに本棚は埋まったのですが、引っ越しを重ねていくと、毎日見る場所に本棚を置けない時が出てきて、
そうなると、図書館で言う書庫のように、(そんな広い家じゃないけど)
自分が見に行こうと思わないとなかなか確認する機会が得られなくなりました。
それでも、本屋さんやAmazonで本を購入し続け、加えて電子書籍でも購入するので、
リアルも仮想空間も本だらけ、”積読”だらけ。
ここ数か月、家にいる時間が必然的に増えており、さらに本の量が増えていると感じていました。
本を集めてみた
本棚に収まりきっていない本と、居間のあちこちにある本を全部本棚の前に集めてみました。
本棚と集めた本を改めて見ていて気付いたことは、自分の興味の範囲です。
よく、本棚をじっくり人に見られるのは、頭の中を見られているようで恥ずかしいという人がいますが、
なるほど、確かに自分が興味を持って買ったテーマばかりなので、箪笥や冷蔵庫を見られるよりも、その人の人となりがわかるかもしれません。
私の本棚の特徴
- どうにかして英語を話せるようになりたいと思っているようだ(英語関連の本が山のようにあるが未習得)
- 大学で専攻していたスペイン語も捨てきれていない(捨てられないスペイン語の教材と辞書)
- 日本のことをよく知りたいという欲求もある(留学経験や国内旅行がきかっけ)
- 身体の仕組みなどについても興味がる(運動部だったことと、体重を落としたいことから一時期買い漁った記憶あり)
- マネーリテラシーも身に付けたいと思っている(完全に本を買って満足してしまった状態)
- 美術展の図録や絵画の解説書(観てるだけで楽しいのだが観てない)
- 大量の小説
と、こんな感じでした。
資格試験までは受ける余裕がないし、必要も今のところないので、語学の教材関係は捨て(必要になったら最新のものを買う)。
今、全力で信頼をおいているボディワーカーのおかげで、筋トレや栄養学関係の本も捨て。
と、こんな風に、本を買った時点から、自分の中の知識や関心は、それまでに経験して得た知識や情報、自分なりの考察によって更新されているので、今現在・今後も自分にとって必要か・必要でないかの判断がしやすくなります。
大まかに分類が済んでいると、その中でも特にこの本だけは取っておこうというように、関連した本の中で取捨選択もしやすくなりました。
気を付けたいこと
本を買う上で気を付けたいことはいくつかありますが、最もやりたくないことは同じ本を買ってしまうこと。
これは一番気を付けていたのですが、同じ作者が出した同じテーマの本が出てきてしまいました。。。積読が多くなり、手持ちを把握しきれなくなっていたのが原因ですね。
この他にも、本を買ったあとに気を付けたいこととしては、その時に読まないとあまり意味がない本を後回しにしないということです。
時代の流れが速くなっており、物事の仕組みが変わったり、注目されているものもどんどん変化していくので、旬の情報を入れる際には、優先順位を上げてすぐ読むつもりで買わないと、ほとんど意味のないものになってしまいます。
この点、電子書籍で購入したものは、より注意が必要そうですね。
家にある本、すべて把握できていますか
みなさんの家・部屋・クラウドの中はいかがでしょうか。
衣替えのように、今どんな本を持っているのか、これからも必要か、なぜとっておくのかなどを自分に問いかけながら、1年に何回か定期的に持っている本を再確認することをお勧めします。
自分の興味関心がなにに向いているのかも再認識できますし、なにより所有している分量はわかりやすく可視化できると、物理的な整理整頓になり、片付けば精神的にもすっきりしますよ!(私もまだ完了はしてないですが…)
私は今回のこともあり、以前から興味のある片付け術の一つ「ライフオーガナイザー」の資格にさらに関心が高まっています。
またそれは別の機会に。