前回、アウトプットの方法の一つとして、『頭の中をぶちまけよう~無罫ノートのススメ~』という記事を書きましたが、今回はインプットをしたら、アウトプットまでしましょうという、順番としては一つ前の工程の話というか、なぜアウトプットするのかという話をしようと思います。
インプットすることは実は簡単
インプットする手段は色々あると思いますが、
新聞・本・雑誌などを読むことや、テレビで興味のある分野の特集などが放送されていたらそれもインプットになります。
また、何かのセミナーに出たり、講演会に参加したりというのは、自己啓発系のわかりやすいインプットですね。
(広く捉えれば、新しい体験も含まれます。)
活動的に・積極的に情報を収集することは、もちろん素晴らしいことですが、
時間を費やした達成感で、ともすると「やった気」になっていないでしょうか。
アウトプットするということ
よく聞く話なので、『インプットしたらアウトプットした方がいい』ということは、皆さん、なんとなくわかっていると思います。
でも、詰め込むだけ詰めて終わっていないでしょうか。
食事と同じように詰め込むだけ詰め込むと、
頭に空きスペースがなくなってきて苦しくなることもあれば、
人間忘れるようにできているので、
なんかいい学びだったで終わってしまっていることもあるでしょう。
アウトプットの重要性
内容を理解する
そもそも内容を理解した気になっていないかの確認ができます。
「人に話す」、「書き出す」というのが主にアウトプットの方法ですが、
人にインプットした内容を要約して話せるか、
「あれ?全体的にいい話だった気がするけど、何言ってたかな」とならないように、
自分が内容を理解できているかの指標にしやすい方法です。
また、人に話している過程で、自分の中で整理できることもあるし、それについて議論が発展することもあるかもしれません。
表現力が鍛えられる
「書き出す」については、ノートや手帳、デジタルのメモに書き出すことで、自分の中だけで記録しておくのも1つですし、今はSNSが活発なので、TwitterやFacebookで外に向けてアウトプットすることもできます。
その時に、Twitterなら140文字という制限の中で不要なものを削ぎ落して書く力が付き、外に発信するのでいい加減なことは書けないので、書き方・表現の仕方が身に付きます。
うまくできなければ、不明点があり、十分に理解できていない可能性があるので、内容理解に立ち戻ります。
自分の価値観や考え方がわかる
頭でわかっていても、なんとなくひっかかることがあれば、それはなぜか、どうあれば自分は納得するのかなど、分解して考えると、思考の訓練もになります。
インプットしたことに満足したなら、何に自分は「いい」と思ったのか、それがわかったら自分が重要視する事柄が見えてきます。
また、それと反対に、何に自分はイライラしたり、モヤモヤしたりという負の感情を抱いたのか、きっかけが何か、事象を分解して考えると、自分の価値観が見えてくるでしょう。
一言メモから始めてみよう
私がこうして書いているブログも、アウトプットとして凄く役立っていると感じています。
脳が疲れる作業ですが、アウトプットしてしまえば、変に頭の中に残らないのですっきりします。
全てのインプットに対して、アウトプットをするということは現実的ではないかもしれません。
時間が経つほど忘れてしまうものだし、アウトプットしなかったら意味がなくなるというものではないですが、
メモ程度でも残すことで、記憶への定着にも繋がり、きっとあなたの人生において役に立つはずです。