思い込みで他者を追い詰める ~ 対話では個にフォーカスを ~

family_image 日記

個々の個性を尊重しようという考え方が広まってきていますが、実はまだまだ偏見を持って他者を判断してしまっていること、ないでしょうか。

私自身はおそらくあると思います。

自分では多様性を認めているつもりが、特に深く考えずに発した言葉によって他人を傷つけたり、追い込んだりしていることがあるかもしれません。

今日は、先日友人とのLINEのやりとりでハッとした内容について書きたいと思います。

結婚したら出産しないといけないのか

友人は昨年子供を産んで、今お母さん1年生です。

旦那さんの仕事の関係で遠方にいるのですが、時々LINEで連絡を取っており、特に変わった様子もありませんでした。

私は飼い犬アトラスの話をちょくちょくしていたのですが、友人が「聞くほど育児と同じで共感できることが多い」と話してくれていた延長で語られた話です。

実は彼女は子供が苦手で、出産に対する恐怖もありました。おまけに、潔癖症で家を汚されると思うと憂鬱になり、”子供を持つ”ということに積極的になれなかったそうです。

しかし結婚したことにより、両家の親からの「子供はいつ?」という子供を産むこと前提の強いプレッシャーを感じており、

結婚しても数年子供がいない状態により、周囲には勝手に「不妊」だと勘違いされていたそうです。

旦那さんと具体的な話をしてこなかったので言えず、子供が欲しくて不妊治療している人も多い中でうかつに周囲に相談することもできず、

周囲の期待の大きさと、それに応えられない自分が悪いような気がして、ストレスで爆発寸前になり、身体を壊したそうです。

幸い、鬱や心の病気にならずに、その後彼女は妊娠しました。

そうしたら次は、そんなに親しい間柄でない人達からも「不妊治療していたのか?」と聞かれ、世間の偏見の強さに驚いたと言っていました。

今でも、自分の子供はかわいいと思うものの、同じぐらいの子を育てている友人のSNSを見ると、自分は親としてちゃんとできているのか罪悪感があると言います。

この話を聞いて、数年前に東京で彼女と再会して妊娠の報告を受けた時に、そういえばすごく幸せそうというか、嬉しそうな雰囲気を感じなかったことを思い出しました。なんだかとても控えめな感じで、独身爆走中の私に気を使っているのかなと思っていました(笑)

「妊娠したこと」によって周囲の期待に応えられたことにホッとしつつも、その先の「自分が消極的であったこと」とこの先全部向き合わなければならない不安がまだまだあったのでしょう。

もちろん、誰でも初めての出産は怖いし、育児もうまくいかなくて当たりまえなのですが、

子供が欲しくて期待に胸が膨らんでいる人と、同じメンタルで状況を迎えられるものではないはずです。

もちろん彼女に対して、子供は?とか不妊治療してたの?と聞いていた人も、特に悪意があったわけではないと思います。

しかし、こういった質問をすることで、彼女のように子供を持つことに消極的な人だけでなく、子供が欲しくて不妊治療しているけどなかなかうまくいかない人に対しても、同じようにプレッシャーを与えてしまっているかもしれません

無意識のフィルターを意識的に外そう

多様性を認めようという流れは、全体としていい方向に向かっているのですが、

全ての発言に神経質になったり、言葉尻を捉えて何でもかんでも批判するような世の中にはなって欲しくないものです。

しかし、SNSやオンラインでのやりとりが加速する現代では、以前よりもより注意深くなる必要があります。

10年、20年前の常識は通用しなくなっているのは皆さんも感じているところだと思います。

意識して無意識にかけてしまっているフィルターを外していくように心がけましょう。

自分の経験上や体感的にこういう人・ものと思い込んでしまいがちですが、

そうなりそうなとき、いったん立ち止まって、その人の"個"にフォーカスしてみてはいかがでしょうか。

古い一般論より、相手に合う対話が見つかるかもしれません。

おまけ

私も犬を飼ってから「結婚諦めたんだね」と言われることが多々ありました。

そんな時は「犬好きと結婚するんですよ」と返していました。

それに続いて「どんな人がいいの?」という質問に対して、

「私の邪魔をしない人」

と答えてしまっている私の方が問題か?


miko

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