毎日暑い日が続いておりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
今日もまたvoicyの放送で共感するものがあったので、それについて書いていきたいと思います。
本田直之さんのvoicyでは、毎回トリガー・フレーズ―として一つ言葉を取り上げています。
これは、本田さんの著書『トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉』からチョイスされいます。
今日のフレーズは、【寝付きを良くすれば、悩みは無くなる】です。
"悩み"を重くしている!?
日々、皆さん何かしらに頭を悩ませていたり、心の奥底で何かモヤモヤしているものを抱えていて、じっくり考えるとドツボにはまるので考えないようにしていることはないでしょうか。
悩みがない人の方が少ないんじゃないかなと思うのですが、そんな自分の悩みを自分で重くしてしまっているかもしれません。
寝つきが悪いと、少し不快感がありますよね。早く寝たいのに時計を見ると夜更かしの時間帯になっていたり。
眠れないとついつい余計なことを考えてしまうもので、さらに、夜遅い時間の思考はとてもネガティブになりがちです。
不安と不快感が増大してさらに眠れなくなり、朝起きたときに頭がすっきりせず、1日中眠気がありながらも、夜になるとさえてしまって、悪循環に陥ってしまうこともあります。
だから、余計なことを考えてしまう前に、ベッドに入ったらすっと眠れるようにしましょうという話です。
本田さんは「寝つきがいいというのは一つのスキル」とまで言っています。
一旦寝て起きると、頭が少しクリアになった状態になり、なんであんなに深刻に考えていたんだろうと思ったことはないでしょうか。
私が悩みに悩まされていたころ
実際に私にも思い当たる体験があります。
システムエンジニアを辞めて、ディスプレイ業界に転職した時に、すぐに転職したわけではなく、ディスプレイについて学んだ期間がありました。
その期間は、ディスプレイの勉強をしながら失業手当を受け取っており、都内での一人暮らしを続けていました。
どんどん内向きに
もちろん周りの人は普通に働いていて、携帯で連絡を取ることはありますが、普段特に誰と会うこともありません。
自分で選んで、仕事を辞めて行動をとったわけですが、勉強をしたところで職にありつける保証もなく、実務経験はないので給与が低い可能性もあり、お金に関する不安は常にありました。
さらに、30歳手前のことで、周りは結婚して出産もしている中、結婚どころか相手もいないという状況もあり、自分が選んだ道はもしかして間違っていたのではないかと、どんどんどんどん精神的に追い詰められていきました。
そして、ディスプレイの勉強や職業訓練をしていたとはいえ、日中動き回る訳ではなかったので、エネルギーが余っている状態になってしまい、夜眠れず、ネガティブ思考に追いやられ、1Kの部屋で夜な夜な泣いている、なんてことがよくありました。
次の日になると、昨日の夜は辛かったけど、あんなに泣くほどだったかなと思ったり、「さ、頑張るぞ」と思考を切り替えることができる時もありましたが、夜になって寝つきが悪いと、やはり負のループにハマってしまっていました。
エネルギーを消費する工夫
途中からこれではまずいと思って、夜自然に眠くなるように、日中は太陽の光を浴びるようにできるだけ外へ出るようにしました。
朝ランニングしてみたり、図書館に行ってディスプレイ関係の本を色々見て頭を使うようにしたり、積極的に都内のウィンドウディスプレイや店内ディスプレイを見て歩くようにしたり、とにかく活動量を増やすようにしていました。
そうしたことで、「動いて必然的に疲れる」ということと、動いた分自分の努力や前に進んでいることが可視化されるので、自己肯定感もでてきました。
そうすると、考え方自体がポジティブに転換されていきますし、一日終わった時に今日も頑張ったなと思って寝られるようになります。
寝る時は悩みを手放し、朝を迎えよう
寝ることで悩みが解決するわけではありませんが、考えても現時点で解決されない問題に心を支配されて睡眠時間が削られ、自分の心と生活パターンに影響が出ていては、解決するためのアクションを起こすことすらできなくなってしまいます。
自分で自分の悩みをむやみに重くするのではなく、解決したい悩みがあったら明るいうちに考えるようにして、
夜は携帯電話を手放し、心地よいベッドや香りなどに包まれながら、できるだけ早く寝られるようにしてみてはいかがでしょうか。
きっと、朝をいい気分で迎えられるはずですよ。