植物のある暮らし ~育て方のヒント1_環境~

植物

久々の植物回です。

以前、『植物のある暮らし』という記事を書きましたが、

私の毎日の日課に、植物のチェックがあります。

大げさなものではなく、主に土の乾き具合と葉っぱの状態をさらっと見ているだけなのですが、

これがけっこう大事だったりします。

冬場は水をあまり必要としなかった植物が、成長期になる春~夏には思っている以上に土の渇きが速くて、

気づいたら水切れして、葉っぱがしょぼしょぼになっていたり、ぐったりとしなっていることがあったりします。

植物にとって大事なことは、

  1. 環境に合わせた育成をすること
  2. 病気や害虫を見つけたらすぐ対処すること

この2点だと思います。

1.環境に合わせた育成をすること

『環境に合わせた』というとずいぶん幅が広いですが、

例えば、

日光が大好きな植物なのか、直射日光を嫌うのか、直接雨が当たっても大丈夫なのか、軒下がいいのか、寒さに強いのか、弱いのかという、置かれている環境のことや、

植えられている鉢や土の状態がどうかという生育環境のことです。

今回は後者の生育環境について触れてみようと思います。

園芸店などで購入した場合は、販売用に分けられる為、少し小ぶりな鉢に植えられた状態が多いと思います。

いわば、『仮住まい』の状態です。

きちんと面倒をみていれば、成長して根っこが発達してきます。

それなのに、買ったときのままのビニール苗ポットで育てていると、中では根っこが行き場を失ってぐるぐる巻きになったり、どうにか伸ばそうと水はけ用の穴から根っこを伸ばしたりします。(なんとも健気…)

そのまま暫くなんとか元気でいる植物もいますが、

根っこが成長すると、茎が伸び新芽が出て、どんどん大きくなろうとし、さらに根っこから栄養を取ろうとしたときに、

根に対して、土の量が少ない=食事が足りなくなります。

そうなると、今得られる栄養の中で生き永らえないといけないので、上にでている葉っぱを落としていき、枝を枯らし…ということになっていきます。

一回りか二回り大きな鉢に植え替えをして、土も古いものばかり使うのではなく、新しい土も一緒に混ぜるとか、古い土を蘇らせるリサイクル材などもあるので、そういったもので栄養分も足してあげましょう。

植替えのときは少なからず根を傷つけるので、強い栄養剤や直接根に肥料が触れる状態は極力避けてください。

植え替えたら、一度鉢底から出るぐらい水をあげて、うまく根付いていくのを見守ってあげましょう。

植え替えるだけで花付が悪かった植物が驚くほど元気になったりするものです。

以前少し紹介したゼラニウムのリトルステラは、小さいサイズのハンギングに別々に植わっていて、花があまり咲かず元気もなかったのですが、この写真の大きなハンギングに植え替えたら、今年は見違えるほど葉も元気になり花も次々と咲かせています。

スペースを考えて、あまり大きくしたくない…という方もいると思います。

特に部屋の中の観葉植物などは、置き場に限界もあるし、移動も大変になります。

そうはいっても、根っこは伸びてくるし、プラスチックの鉢を割るほどまで育ってしまうパターンもあります。

その場合は、根っこを切ります✂

気を付けてほしい点は2点

1つめは、根っこの状態を見て(参考:根のつくりと働き)、切る範囲を選びましょう。

植物でいうと心臓?のようなものなので、盛大に切りすぎてしまうと一気に弱ってしまいます。

主根ではなく、側根の方をメインに切るとか、バランスをみましょう。

2つめは、根っこの大きさに応じて、上に出ている幹・枝・葉が出ているということなので、

根を切るのであれば、根の負荷を抑えるために枝も短くする必要があります。

植物は自分で不要だと思った葉を落とすこともしますが、密集している枝などがあれば、

重なっているものを切るとか、上に伸びているメインの枝の、脇から出ている枝を切るとか、こちらもバランスをみてください。

2については次回へ

いかがだったでしょうか、あまり詳しくは書けませんでしたが、

今回は環境に合わせた育成の仕方について、簡単に書いてみました。

次回は、『病気や害虫を見つけたらすぐ対処すること』について、

こちらも、我が家のベランダで起こった事象をとりあげながら、簡単にご紹介します。

では、また


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