前回は観葉植物について取り上げましたが、今回は外の植物『ゼラニウム』についてご紹介したいと思います。
名前にピンとこなくても、一度は見たことがある方が多いのではないでしょうか。 品種も多く、とてもメジャーな花です。
ゼラニウムは比較的強い品種なので育てやすく、開花期も長いので、私の大好きな花の一つです。水をあげるときは、葉に水がついている状態を嫌うので、根元の方にあげましょう(霧吹き好きな観葉植物と違うので注意)。
ちょうどいま開花期に入っていまして、我が家のベランダは賑わってます。
八重咲きのゼラニウム(ちょっと葉っぱ少なめですが…)
リトルステラというちょっと希少なタイプ
本当は赤いスタンダードなものをたくさんと思っていたのですが、他の品種を見てしまうと色々欲しくなってしまい、全種類違うという状況です(もう1種います 笑)
コルドバのゼラニウム
ゼラニウムといえば、思い出すのはスペイン南部のコルドバという街 (イスラム建築の寺院(メスキータ)が有名な街です)
コルドバでは、毎年5月にパティオ祭りがあります。
イスラム建築は中庭があるのが一般的で、この中庭をパティオと呼びます。
日中は気温が高いので、中庭の木陰でゆったりお茶を飲んだり、来客と話したりして過ごします。
その空間をやはり素敵なものにしたかったのでしょう、この中庭を花で装飾するんです。
このパティオ祭り期間は、どの庭が一番素敵かというコンテストでもあります。
自慢の庭を見てもらおうと一般の人(観光客も含め)にも開放されるので、とても美しい庭を見ることができるのです。
で、この庭をメインで飾っているのが、たくさんのゼラニウムです!
観光で行った時の写真が見つからないので….、ぜひ旅コンシェルのページで素敵な写真をご覧ください!
いつかはこんな庭にするのが夢…
余談ですが…
ゼラニウムは葉の香りが特徴的で、ゼラニウムとシトロネラを交配して作られた品種があります。
夏前ごろから人気がでる、蚊連草(蚊嫌草)です。よく見ると葉の形がそっくりです。
他にも、ペラルゴニウムという種類はゼラニウムの原種であると言われています。
名前が似ているものや、葉っぱが似ているものは関連があったりするので、その辺りから見てみるのも面白いかもしれません。
小さい苗サイズから売っているので、近くの花屋さんやホームセンターに寄った際は、のぞいてみてください。