思いがけず、植物の紹介3回目です。
観葉植物の簡単な管理について以前ご紹介しましたが、今回は一般的にイメージされる「観葉植物」とは少し違う特徴のあるものを紹介します。
植物を扱うお店や、最近ではアパレルなどでもグリーンディスプレイを取り入れているので見かけたことがあるかもしれません。
ビカクシダ(コウモリラン)
葉が特徴的で、鹿の角のような形からビカクシダ、またはコウモリランと呼ばれる熱帯地域のシダ植物の一種です。
木に着生して過ごすため、葉で雨水などを受け止めて中央の根に水を集めます。
着生植物なので、根の部分を水苔で多いテグスなどで固定して、木板や流木などに付けたり、ハンギングで吊るして飾られることが多いです。
水は葉に霧吹きで与えたり、水苔が乾ききったら苔玉ごと溜めた水に漬けて給水させます。
エアープランツ
名前のとおり、土なしでも育つ植物です。
こちらも着生植物ですが、そのまま置いておくこともできるので、インテリアとしての汎用性が高く人気があります。
水がいらないと勘違いされている方がいますが、空気中の湿度は関係しますが、霧吹きで水をあげるのが基本です。根元に水が溜まった状態だと根腐れしてしまうので注意しましょう。
種類も豊富で花を咲かせることもあり、ビビットな色に魅了されてはまる人も多い植物です。
スパニッシュモス
木にかかっている靄のような植物です。モサっとした見た目が特徴的ですが、窓辺に沢山吊り下がっているととても綺麗なんです。
南米ではその性質から緩衝材として使われたり、そのへんの電柱や木にぶら下がっているようなポピュラーな植物だそうです。(写真は南米ではありませんが、アメリカに行った時に見て衝撃を受けた時のものです笑)
育て方はエアープランツと同じで、霧吹きで水をあげます。乾燥が酷い場合は水に暫く漬けて給水させてください。
鉢植えとの違い
今回紹介した植物が、他の観葉植物と決定的に違うのは、飾れる場所です。
鉢植えの観葉植物は、中・大鉢は基本的に床置きし、小さいサイズは高くても手の届く棚の高さに置くのが限界で、葉の色や柄、枝ぶりを見せたいと思うと、視線を下げるぐらいの高さに置くことになると思います。
しかし、今回の植物はもともと着生する性質状、上に飾っても見栄えしますし、ハンギングで吊り下げて飾るのに適しています。
鉢植えと組み合わせて、頭上を何点か効果的に埋めることができると、ぱっと空間を見たときに目線が上にいき、その空間に植物が多くあるように印象づけることができます。
とはいえ、賃貸なので吊り下げる場所が作れません…という方には、
カテーンレールや突っ張り棒を活用することをお勧めします。
コウモリランは小さいものであれば重さもそれほどありません。
エアープランツに関しては、吊るさなくても雑貨などと一緒に飾ることもできるので、取り入れやすいと思います。
ちなみに春〜晩夏オススメの場所は、お風呂場です。(窓あるとベスト)
湿度があり、換気もできて、光も入る!
私はいずれ、この子ら専用のハンガーラックを確保しようと思ってます。(予定)