植物の話をしていると「虫平気なんだね」と言われることがありますが、普通に苦手です。
何千倍のサイズ差があっても、怖いものは怖いです(ちなみに私の植物の師匠だった女性は、私よりも遥かに虫が苦手)。
色々植物の育て方について偉そうに書いていますが、専門家ではありませんし、ダメにしてしまった植物も沢山あります。
植物に対して異常なほどの愛がある師匠に徹底的に教育されたので、人よりちょっと詳しい程度ですが、
植物をダメにしてしまう人が「知らないこと」や「思い込んでいること」「何ができていないか」というようなことは、過去の自分がそうだったので、よくわかります。
そして今は、自分で色々な植物を育てているので、その経験も入れて話ができているような状況です。
何事も勉強ですね。
さて、今回は「乾燥に強い植物」についてお話したいと思います。
乾燥に強いとは?
「乾燥に強い」と聞いて、皆さんはどのようなことを連想されるでしょうか。
空気が乾燥しているという言い方を良くするので、湿度の反対のイメージではないでしょうか?
植物において、乾燥に強いと表現されるものは、ほぼほぼ土の乾燥のことです。
空気の乾燥とは別物になるので、エアコンが直撃するところにずっと置いてあると、葉がパサパサになって散ってしまったり、
葉水(霧吹き)をまったくしないで放っておくと、どこからともなく現れるカイガラムシやハダニの害を受けるので注意が必要です。
土の乾燥に強い観葉植物
では、土の乾燥に強い観葉植物にはどんなものがあるのか、ということですが、
根・葉・茎など、自分の身体の中に水を溜めこむタイプの植物が該当します。
わかりやすいところでいうと、多肉植物やサボテンになります。
ぷっくりとしたフォルムや生息地が乾燥地帯であるので、想像しやすいかと思います。
種類も豊富で独特の形状のものが多く、手間があまりかからないという理由からか、特に男性人気が高く、ハマってしまうと色々な種類を集めたくなってしまう植物です。
水を溜めこむ植物は、水を大切にじっくりゆっくり時間をかけて吸収するので、土中に水を多く含んでいる状態だと、貯えられる許容量をオーバーしてしまい、土の中が蒸れ、根がダメになってしまいます。
水はけのよいサボテン用の土なども売っていますが、私が育てている印象(多肉植物のハオルチア)では、セラミスが向いているのではないかと思います。
その他にもゴムの木の仲間も、比較的土の乾燥に強い種類に入ります。
植物屋さんに行くと“フィカス~”と名前の頭に付いている観葉植物を見かけると思いますが、これがゴムの木を表す単語です。
フィカス・ウンベラータ、フィカス・ベンガレンシス、フィカス・アルテシマなどなど、種類も色々あります。
インテリア雑誌なんかには必ず載っていると言っても過言ではないほど、インテリア植物として人気が高く、育てやすい植物です。
余談ですが、、、
インテリア雑誌にオリーブの木を載せているものをたまに見かけますが、オリーブは外で陽を浴びるのが大好きな植物なので、日当たりがよく風通しがいい窓際に置けない場合は、室内で育てるのはおススメしません。(実際、弱ってダメにしてしまうことが多く、どうしたらよいかという相談をよく受けていました。)
いかがだったでしょうか。次回は具体的に土の乾燥に強い植物でおススメのものをご紹介します。
では、また。