今日は、商標登録について情報共有したいと思います。
登録についてと言うより、商標について特に情報を持ってない方には、多少役立つ情報だと思います。
まず、『商標』とは
商標とはなんぞやと言うところを簡単に説明すると、多量にあるものの中から、これがうちの商品ですよと識別するためのコードになります。
商標を登録することによって、他の人が同じ名前や似たような名前を使って商品やブランドを展開することを止めさせることができます。つまりは、自分の商品・ブランドを守るための手段と言えます。
裏を返すと、新たに何かサービス・商品を展開しようとする人は、商標登録されたものを勝手に使用してはいけないと言うことです。
一般的な言葉だと思っていたら…
商標と商標登録について聞くと、「当然でしょう」と思うかもしれませんが、
一般的な言葉だと思ってたのに、実は商標登録されたもので、そのまま知らずに使ってしまっている可能性があります。
少し前に話題になったので、ご存知の方もいると思いますが、
『断捨離』という言葉です。
ここ数年片付け関連のブームは続いており、コロナ自粛中に何かできないかと、『断捨離』と言うわかりやすい言葉を使ってYouTubeなどで発信している人も、ちょっと検索すると出てきますが、
こちらは既に、『断捨離』と言うワードを広めた”やましたひでこさん”が商標登録しており、
2019年にテレビ番組や整理整頓・片付けをコンテンツにして発信している方が訴えられる、ということが起きています。
(『商標』についてさらに詳しくは、中小企業専門の弁理士・山田龍也さんの「登録商標「断捨離」を勝手に使うな騒動から学ぶ商標の基礎知識(1)|商標とは?」を参照ください。)
商標情報はどこに?
意外な言葉も登録されている可能性が見えたところで、現在の登録状況をどこで確認できるかというと、
特許庁HPから検索することができます→「商標を検索してみましょう」
またTwitterには、特許庁が毎週公表する「公開・国際商標公報」から出願概要を呟くアカウントもあります。
その他には、知財ウォッチというページから、特許庁から毎週公表される特許・意匠・商標を確認できます。
ここで見ると、知っている企業があらたに登録した商標とかも出てくるので、何に注目しているのか、何を仕掛けてくるのか、なんてことももしかしたら見えてくるかもしれません。
あとがき
コロナの状況もあり、企業ではなく個が発信する時代に急速になってきている状況では、日々手探りでコンテンツを企画・開発・発信していくのに精一杯で、『商標登録』については見落としがちな部分だと思います。
漸く軌道に乗ってきた後になって、名前を変えないといけなくなったり、大事にならないように、例え今すぐに関係がなくとも、頭の片隅に入れておきましょう。
さて今回、実は私が『断捨離騒動』について知らず、そこから興味を持って、商標について調べてみたのですが、知るきっかけになったのは、TwitterやVoicyで発信をされている、”ワーママはる”さんのnoteになります。
はるさんの今回のnoteのタイトルは『商標登録申請を自分でしてみた話』で、丁寧に登録について書いてあり、広く皆さんに知ってほしいということで、無料で提供されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
ワーママはるさんについても触れようと思いましたが、すごく長くなりそうなので、また別の機会にご紹介します(知り合いかのように)。