今年から自分軸手帳を使っています。
スケジュール帳の機能だけでなく、自分の生活・在り方までも見直すことができる手帳です。
手帳にはワークが設定されており、一人でやってもいいのですが、
手帳部主催で行なっている「もくもく会」に参加して取り組むこともできます。
引き算のワーク
先月、「引き算のワーク」に参加しました。
自分のやりたいことを書き出すというのはよくありますが、
やりたくないことを明確にしようというものです。
Step 1. 書き出す
やりたいことや、やるべきことはたくさんあっても、1日はみんな平等に24時間しかありません。
睡眠時間を適度に取ることも大事なので、起きている時間の使い方を”まず”は見直す必要があります。
本当はやりたくないこと・やめたいことがないか、自分の生活を振り返って書き出していきます。
やりたくないこと・やめたいこと
やりたくないこと・やめたいこと、皆さんはどんなことが思い浮かぶでしょうか。
例えば「食料品や日用品の買い物をしたくない」とか「洗濯をしたくない」とか、
「朝バタバタしたくない」とか「服装に悩みたくない」とか。
行動自体や行動に伴って生じる感情から出てくるものもあると思います。
服を選ぶことに喜びを感じる人もいますし、悩みたくないから毎日同じでいいという人もいるので、
人それぞれ色々なものが出てくると思います。
実際にやってみると…
正直、やってみるまでは「私にはそんなに“やりたくないこと”や“やめたいこと”はないだろう」と思っていました。
ところが、考えていくと自分の生活の中で改善したいポイントが、ワークスペースからはみ出るほど出てきました(笑)
Step 2. やめるための方法を考える
書き出して終わるのではなく、その中でも重要度が高いもの、つまり特にやりたくないことを選び、
やめるための解決策を考えて行きます。これも一人で“黙々”と。
実際にやってみると…
書き出したものは沢山あるのですが、
「これを解決すれば、他のも連動して解決されそうだ」というものがあり、
可視化したことによる気づきが早速ありました。
その他に具体的に上がったものを2つほど、(恥を忍んで)紹介します。
1つ目:食器類の洗い物
些細なものですが、毎日のことなので…
食器類はなるべく洗う回数を減らしたいので溜めてから洗っていました。
そうすると、溜まったものを洗ってからでないと自炊ができないため、自炊のハードルも上がっていました。
step1:ものを投入することを考える
最初に考えたのは、食洗機の導入です。
調べてみると…
設置するスペースの確保や水のつなぎこみ、洗い終わったものの乾かすスペース、価格と、導入までに様々な要素が明確になってきます。
一人暮らしには、余りあるスペックになってしまうという結論になりました。。。
では、この不快感をどう取り除こうかと、次のステップへ。
step2:「不快感」の分解
考えてみると、不快感は「食器類を洗うこと」からくるのではなく、
「溜まった状態を見ること」から生じることに気づきました。
「こんなに溜まってしまった、早く洗わないと」というような義務感や、
「なんだか汚らしくて、いやだ」という嫌悪感です。
洗うこと自体はというと、大した時間にはなりませんし、
洗っている最中はむしろ、考え事をしていたり、音声コンテンツを聴いたり、
ちょっとした気分転換になっています。
step3:結論
「食器を洗うのが嫌い」という間違った自分の中の思い込みにより、
違うストレスを溜めていたことに気づいたので、
使った食器類、調理器具類は、使ったらすぐ洗うということを心がけるようにしました。
どんなに疲れていても、シンクに洗い物を残さないと決めたことで、
朝からコーヒーを入れるためにマグカップやコーヒーメーカーのフィルターを洗ったりすることがなくなり、
気持ちよく朝食の準備に入れます。
自炊前に洗い物がないので、すぐに取りかかることができ、
少し手をかけて食事を作るハードルが下がりました。
2つ目:食料品の買い出し
食料品の買い出しに行くのが本当にわずらわしく、ストレスでした。
一人なので大した量は買えないし、十分買ったと思ったら何かしらすぐなくなってまた行く羽目になったり。
step1:ネットスーパーや宅配サービスを検討する
よくあるアイディアですが、定期的に届くようにしたり、ネットで注文するというパターン。
検討しましたが、私には向いていない理由が色々見つかりました。
送料で割高になってしまうこと。
冷凍したり、作り置きの作業をするのは続かずに、食材をダメにしてしまう可能性が高いこと。
ネットで商品を毎回探して注文し、その受け取りをして、過剰に包装されたものを全部出すこと。
うん、ダメそうだ。
step2:「不快感」の分解
食器洗いと同じなのですが、その行為そのものが嫌いなわけではないということに、またも気づきました。
スーパーなどでも、買い物をするのは好きです。
「ただ食料品を買いに行くためだけに行動する」ことが嫌いなのでした。
その一つのために、移動して、レジに並んでという行為に”無駄”が多く感じていました。
step3:結論
ネット注文・受け取りのために待機・包装されたものを全部出すというのも、
私の中で”無駄”な要素が減っていないという印象で、受け入れられなかったのだと思います。
結論としては、【「食料品の買い物」を主目的とした行動にしない】ことです。
カフェで何か作業した帰りに買い物をして帰るとか、どこかに出かけたついでに行う作業にしました。
Step3. 経過を記録する
引き算のワークで書き出したものへのアクションを書いて実行し、
少し時間を置いてからチェックします。
改善できそうか、ダメなら次はどうするかなど、PDCAを回すような感じです。
私が具体であげたことは、その行為自体をやめて時間が節約できた!というものではないのですが、
気力の消耗が格段に減ったと感じています。
とても些細なことですが、日々の中で割と頻発する行為だからだと思います。
引き算のワークで修正していきたいことが、まだまだあるので今後も見直していきます。
やりたいことを足す前に、まずは引き算!
皆さんも見つけてみてください。