今日は、週末体験したビール醸造オンラインツアーについて書きたいと思います。
ツアーを知ったきっかけ
なぜいきなりビール醸造に興味をもったかというと、CAMPFIREというクラウドファンディングで知ったプロジェクトがきっかけとなりました。
京都で宿泊施設「FUJITAYA」を運営されている藤田さんが立ち上げたプロジェクトになるのですが、
今回は、
- 【京都醸造と拘り生産者にオーナー藤田と会いに行く、オンラインツアー】
- 【オンライン宿泊&ラウンジトーク】
こちらの2つに微力ながら支援させて頂きました。
ビール醸造所をオンラインで見学?
藤田屋と京都醸造は別々の施設ですが、物理的に近いこともあり、以前から交流があったそうです。
今回、互いにコロナの影響でお客様が激減したことにより、一緒に何かできないかと企画したものだそうです。(オンライン宿泊についてはまた別の機会に書きます)
この京都醸造、創業者が3名いるのですが、なんと全員外国籍の方なんです!
今回はその一人ウェールズ出身のベンさんが案内役をしてくださいました(日本語べらべら)
オンラインツアーの流れ
ツアー参加者は事前に京都醸造のオンラインストアでビールを注文(任意)し、当日はビールを片手にZoomで醸造所の見学を行います。
醸造所見学なんてなかなか機会もないですし、大手でない醸造所というのにも興味を惹かれました。
京都醸造は基本的にはタップビール(樽から直接注ぐ形式)の提供を行っているそうで、オーナーのベンさんが(おそらく)タップルームから挨拶するところから始まりました。
ホスト役を藤田さんが行い、適宜参加者からの質問(チャット)をベンさんに投げ、リアルタイムで施設の見学が進んでいきます。
実際にビールができるまでの工程を辿りながら、ビールの基礎知識も取り入れながら、ほんとうに施設を出し惜しみなく全部案内してくれました。
ツアー後の団欒
醸造所ツアーを終えた後は、テイスティングタイムということで、今回は「水無月」セットをベンさんが解説しながら飲んでいきます。(参加者は既に飲みながら笑)
京都醸造のお酒はどれもネーミングが面白いんです。
水無月セットは、高温多湿になりがちな6月に「潤い」をテーマにセレクトされたビールが入っているのですが、構成しているビールのネーミングは、
「つるべ打ち」「週休6日」「新天地」
の3種です!
名前だけで、どんな味なのか気になりますよね。
スタッフみんなで、そのビールに合う名前の候補を出し合って決めるそうです。
予定の1時間を超えて、参加者からの質問にも丁寧に答えてくださり、みんなほろ酔いで楽しく終了しました。
飲みたくなった人は、オンラインストアをチェック!今度、夏にぴったりのビールが出るそうですよ。
個人的にはベンさんが来ていた、ボトルグラフィックのTシャツがとても気になっています(笑)
オンラインツアーに参加してみて
普段はもちろん非公開の場所なので、オンラインとはいえちょっと得した気分もあり、
ビールの製造過程というのを、お酒を飲むようになってから見ると理解や納得感が高い気がします。
歴史を大人になってから学ぶ方が、興味があって面白いのと似ているのかもしれません。
また、京都の一角でこのように本格的な製造が行われているのかと思うと、とても不思議な感覚でした。
「クラフトビール」「京都」という単語から勝手に”こじんまり”したイメージをもっていたのですが、
次々に登場する設備とその大きさを目の当たりにすると(実際は画面越しですが)、最初にベンさんが自己紹介した部屋からは想像もできないほどで、秘密基地に潜入していくようなワクワク感覚を味わいました。
オンラインでの体験というのは、いくつか異なるものを受講していますが、施設や敷地の体験というものは今回初めてで、どれぐらい没入感があるものなのかとか、どんな風にやったら面白く感じるのかとか、ちょっとそういう視点(仕事関連の視点)でも興味があって今回参加してみたのですが、
やはり普段は公開されていない場所を観ることができる特別感と、案内人であるベンさんがカメラに向かって話すため、あたかも対面で話しかけられているような感覚がとても不思議というか新鮮でした。
また、オンラインツアーで参加者全員は見事に京都醸造のファンになり、実際に行きたいというマインドになっていました。
こうして緩く繋がることができたので、参加者同士が現地でもしあったら、初めましてより一歩先の段階になっているので、緩く繋がっているのに人間関係は濃くなっている気がします。
もともとベンさんは、ビールは人がコネクトするものという考えがあり、藤田さんは、宿で人と人が繋がるという考えがある方です。
単なるお酒の販売だけ、宿の提供だけではなく、こういった【核】となる部分があるからこそ、そこから何か発展させたり、人を惹きつける魅力に繋がったりするんでしょうね。
こういった局面で行動を起こせる人達が、生き残っていくんだろうなぁとしみじみ感じました。
だいぶ京都に行きたいぞ。
では、また