オンラインで済む世の中で大事にしたいリアルな体験

NYC_industrycity 日記

コロナの影響もあり、今まで以上にオンラインやデジタルの世界に注目が集まっています。

通勤をしてまで会社に行く必要はないとか、打合せは全部リモートでとか、テーマパークもVRで済むのではないかなど色々な意見が出ていますね。

仕事に関するものは一旦置いておいて、今回は『体験』に対象を絞って考えてみたいと思います。

情報だけでは得られない感覚

2018年の12月に初めてニューヨークに行きました。

というのも、ニューヨークはディスプレイの最先端の街です。

現地で観たいという単純な動機でしたが、この時に「リアルに現場で体験する」ということの重要性を痛感しました。

情報は全部ネットにある

ホリデーシーズンと呼ばれる12月は、クリスマス装飾で高級ブランドが立ち並ぶ5番街を中心にニューヨークの町中が華やかに飾られます(現在はコロナの影響で大打撃を受けていおりますが…

お店側も1年で最も力を入れる時期で、世界中から有名店のウィンドウを観に人が集まってくるほどです。

有名な一大イベントのようなものなので、この情報を発信することを仕事にしている人もいて、

実はネットで調べれば、綺麗に撮影された写真や、どんなコンセプトでこのウィンドウが作られたのかといった話などもまとめて掲載されています。

情報は集めようと思えば集めることができるのです。

では、ネットで情報が集められるのであれば、現地に行く必要はないのでしょうか。

現地でしか得られないもの

BERGDORF GOODMAN(バーグドルフ・グッドマン)という高級セレクト店のホリデーウィンドウは、1年がかりの大プロジェクトです。

高さ7mのウィンドウがずらりと並び、毎年異なるテーマで飾られています。

装飾の仕掛け(吊るし方、留め方など)が見えないように完璧に作られていて、目の前に立つと息をのむほどの精巧な作りです。

平面的な写真で見ても凄さが伝わってきますが、本物を前にした時は比べ物にならない驚きと感動があります。

街を歩いていると、日本では見られないような奇抜なウィンドウがあったりもするのですが、それが現地で高く評価されていたりします。

この「現地で実物を自分の目で見る」ことと、

それを見ている現地の人や観光客の反応・空気感を知る」ということが、ネットやオンラインでは得難い体感・体験であると思います。

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高さ7mのバーグドルフ・グッドマンの緻密なディスプレイ

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視線を瞬時に奪われるカルバンクラインの奇抜なウィンドウ

また、「観察すること」も現地でできることの1つだと思います。

お客さんとなる現地の人が、どんな暮らしをしているのか、どんな1日を送っているのか(どんなお店で食事をし、どんな散歩コースを歩き、どんな休日を過ごすのか)というのを、観察し、自分でも体験してみると、その人達に選ばれているもの・ことの見え方も変わってくると思います。

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カスタマイズを楽しめるスペースが大きく取られた、SOHOのナイキ

ベースとなるリアルな体験として

とはいえ、リアルな体験以外のものを否定しているわけではありません。

移動を減らして楽しむ工夫や、物理的に難しい体験を手軽に体験できるというのは、革新的でとてもいいと思います。

しかし、ヴァーチャルの世界の体感も、リアルを知っているからこそ、より想像力が働いて面白くなるのではないでしょうか。

ガケや暗闇の怖さは、リアルでしている似た体験があるからこそ感じるもので、星空の広がりや花火は本物の夜空を見ているからこそ、拡張された映像に感動するのではないでしょうか。

終わりに

コロナで移動がしづらい状況ではありますが、旅行だけでなく、リアルな体験から得たものを蓄積して、いろいろなことに繋げられればなと思います。

ディスプレイよりの体験話を書きましたが、違うリアル体験ものも今度書こうと思います。

では、また


miko

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