先日、とあるコミュニティ内の「しゅうまいオンライン試食会」に参加しました。
オンラインでビール醸造所が見学できたり、
オンラインで宿泊体験ができたり、
面白い時代ですね。
カメラ映像がフルに活きるタイプのオンラインイベント系です。
さて、試食会ということですが、今回は都内で会員制Barを営む女性が主催でした。
会員制Barをやっていますが、しゅうまい専門店がやりたい!!という、
熱意をもって始めたしゅうまい作り。
素材や組み合わせを変えることで、味の研究をされているのですが、
顧客はこの味をどう感じるのか知りたいということで、試食会が開催されました。
人数限定で面白そうなので、即参加ボタンをポチっと。
オンライン試食会まで
クール便でしゅうまいが届きます。
事前でも当日でも、食べるタイミングは参加者にお任せです。
必須条件は、しゅうまいは”蒸して食べる”こと。レンチン禁止です。
・・・蒸し器ないな。
ということで、クックパッドで検索。
圧力鍋でもできるようなので、こちらもクリアです。
しゅうまい準備
冷凍ではこのような状態で届きます↓
数字が振られていますが、細かな違いは参加者には伝えられていません。
1段目(①〜③)と2段目(④〜⑥)の違いは肉の挽き方というぐらい。
基本的には①〜⑥の順位決めで、下段3つは特別バージョンということでした。
蒸すタイミングでわからなくなってしまわないように、シートが付いています。
色写りしても問題ないペンで書かれた数字。
その場所に置いて蒸すだけという、とても親切な仕組みでした。
クックパッドを参考に、冷凍のまま強圧蒸すこと3分。
左が【蒸す前】で、右が【蒸した後】です↓
バッチリ、ふっくらと蒸せました!!
ここから順番がごっちゃになってしまうと意味がないので、
蓋のシールを活用して、お皿に並べました。
実食
とってもビールと一緒にいただきたかったのですが、
【試食会】というからには、味についての感想をきちんと伝えるという使命がある!と思い、
飲み物は水を、1個食べるごとにご飯で舌をリセットして食べました。
真面目すぎたようで、参加してた人は結構自由にしゅうまいを楽しんでいました。
確かに、お酒に合う合わないもあるから、呑みながらの感想も大事なのかもしれません。
普段、外で買うお弁当ぐらいでしかしゅうまいを食べる機会のない私。
①を食べてみると…普通にとても美味しい。
これ、私に違いがわかるかしら…とちょっと不安になったのですが、
①を基本に②以降の味をじっくり味わってみました。
そうして食べていった結果、私の印象では ③・⑥→①・④→②・⑤ の美味しさ順でした。
③・⑥は味がしっかりしていて肉の旨味が強く、肉がゴロッとしていて、すごく贅沢さを感じました。
①・④は不可なしの優等生的な感じ。
それに比べて、②・⑤はちょっと肉の旨味に物足りなさを感じました。
ネタばらし
全員が感想を述べた後で、この①〜⑥になんの違いがあるのかという「ネタばらし」というか、説明がありました。
①・④/②・⑤/③・⑥で3種類の異なる塩麹が使われている。
というシンプルなものでした。
①・④が、大手スーパーのPBの塩麹、
②・⑤が、パウダー系の塩麹、
③・⑥が、高級塩麹ということで、
塩麹の違いで、かなり味に違いが出ていたのです。
もちろん肉はいいものを使っているのですが、同じ肉を使っていてもこんなに塩麹で変わるのか!とびっくり。
PBのものも十分優秀なんだなという発見もあり、
これは自炊の時も色々試してみたくなりました。
(塩麹って何売り場に売っているのですか?)
塩麹比べ、塩麹を使う・使わないで、ちょっと食事を楽しんでみたいと思います。
余談
ところで、しゅうまいの違いの説明を聞いた後に、
自分の感想はけっこう当たっていたことに密かにびっくりしていました。
(参加者によっては、感想が全然違う人もいて面白かったのですが、これはまた別の機会に書きます)
ちなみに、1年ぐらい前まではビールはオールフリーでも全然ビールの味して美味しく問題ないと思っていたのですが、
最近飲んだ時に、ビールじゃないなこの味…と思い、ビールの味の違いがわかる舌になっていました。
しゅうまいの食べ比べといい、在宅になって自炊が増えたせいなのか、
舌が味を感じる精度が上がったような気がします。
とか言いながら、クラフト系のビールを色々呑んでみたい言い訳を書いておきます。
違いがわかっちゃうので。