コロナの影響もあって、ここ最近ではマイクロツーリズムという言葉をよく聞くようになりました。
車で1時間圏内で移動できる範囲の観光のことをさしていますが、現状ではなかなかそういったこともできない人も多いのではないでしょうか。
遠出しなくても、近くにあるかも?
人が集まるところには行きづらい・遠出もしにくい・・・でも出かけたいですよね?
さて、
足を伸ばさなければ本当に面白いものには出会えないのでしょうか?
自分の住んでいる地域やお隣の街について、どれだけ知っていますか?
幼少期からずっと同じ場所に住んでいるという人は少ないのではないかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
学生の時・社会人になって・結婚して、など何かしら移動を伴っているのではないかと思います。
生活圏内での移動が主であり、よっぽど散歩が趣味とか地域との交流が盛んなタイプでもなければ、
実は周辺に何があるのかとか、街の昔の姿まではよく知らないことがほとんどだと思います。
目立たないけど面白いスポット
以前「プチ冒険のススメ」として、家から半径2.5kmほどの距離の散策をしてみようという記事を書きました。
今回は公園や緑地帯散策だけではなく、各地域にある”ある場所”に是非行ってみていただきたいと思っています。
博物館や資料館の持つポテンシャルは凄い!
小学校や中学校の頃に行ったきりという人も多いかもしれませんが、
博物館と名の付く場所があると思います。(もしくは資料館)
歴史博物館・郷土博物館・考古学博物館など、行政がお金をかけて作っている場所になるので、
当然、その地域に関する歴史や文化を知ることができる場所です。
偶然最近訪れて、だいぶ堪能した場所をご紹介します。
浦安市郷土博物館
少し前に住んでいる所とは違いますが、千葉の浦安に行く機会がありました。
その時ちょっと時間があったので、市役所の前にある郷土博物館に入ってみたんです。
博物館の地下に降りると、そこから外に出られるのですが、
そこにはリアルに昔の街並みが再現されていました!
この中の数棟は昔の長屋だったり、お店だったりを実際に移築しているというこだわりっぷり。
こちらは、タバコ屋さん⇩
しかも地下のこのスペース、屋外なんです!風雨にさらされっぱなし。
メンテナンスと運営考えたら「なぜ!?」という場所ですが、
当時の街を忠実に再現しているその想いにちょっと感動。
それぞれの建物に、どんな家族構成で住んでいたのかというちょっとした情報ものっているので、
当時の人々の生活が凄く想像しやすかったです。
また、浦安は段階を経て埋め立てを行って現在の姿になっている訳ですが、
どういった順序で埋め立てが進んでいったのか、
大型テーマパークができるまでの航空写真などもありますし、
元々が漁師町なので、漁師たちが使っていた「浦安弁」を実際に映像で聞くこともできました。
印象に残っているその他のスポット
浦安の郷土博物館に訪れたときに思い出したのは、東京の清澄白河にある「深川江戸資料館」
こちらは屋内ですが、江戸時代の深川の街を細かく再現している常設展です。
こちらも行ったことがありますが、時間がなくて見切れなかったほどでした。
千葉には貝塚の跡地が多かったりするので、縄文・弥生時代の歴史を伝える博物館があって、
竪穴式住居が再現されているところもあります(個人的にはゆるきゃらのかそりーぬが好き)
さぁ、近くの博物館・資料館を探してみよう
幼いころはよくわからなかった面白さが、大人になった今ならわかるかもしれません。
けっこう、色々な企画展やイベントも行っているので、お子さんと観て回るのも面白いと思います。
私がチェックした中では、博物館のナイトツアーなんてものもありました(子供が対象ですが)
住んでいる街について「知る」ことは、歴史の勉強になるだけでなく、
知的好奇心を刺激されると思うので、そこからさらに発展して、何かに興味が広がるかもしれません。
行政機関のHPを見てみよう
自治体や行政のホームページというのは、なかなか見る機会がないと思いますが、
各自治体とも、住民の皆さんに楽しんでもらうためのイベントだったり、
生活を豊かにするための施策だったりというのをけっこう考えて、あれこれ取り組まれています。
根底にあるのは「この街住みやすいし、いろいろ楽しめるしずっと住んでいたいな」と思ってもらって、
住民を増やすことで、安定した財源を得る為ということもあると思いますが。
けっこう革新的なことに積極的に取り組んでいるところもあります。
行政のページはびっくりするほど検索しにくいし、見難いですが、
自分から情報を取りにいかないと、情報が手元まで回ってこないと思いますので、
是非お住いの場所で調べてみてください。
何か新しい発見や、新しい人との交流などが生まれるかもしれませんよ。